IT化が進む日本において、エンジニアは需要の高い人気職であり、その年収も他の業界と比べれば高い傾向にあるのが実態です。
業界全体で見れば平均年収は約400〜450万円ですが、職種別に細かく見るとさらに年収の差が出てきます。
エンジニアは、基本的に企画や研究を担当する上流工程と、実際にプログラミングを行い開発する下流工程の2つに分かれるのが特徴です。
名前からわかる通り、上流工程の方がより年収が高くなります。
代表的な例でいえば、プロジェクトマネージャーやリーダーは平均年収約650〜700万円、ITコンサルタントは約550〜600万円です。
これらの役職は実際にプロジェクトを進めたり、IT化を進めたりするうえで欠かせないため、今後も活躍が見込まれるでしょう。
また、需要が高い職種としては、セキュリティエンジニアやネットワークエンジニア、アプリ開発エンジニアなどがあります。
セキュリティエンジニアが約400〜450万円、ネットワークエンジニアは約400万円前後、アプリ開発エンジニアも同様に約400万円前後です。
昨今、特に注目を集めている分野があります。
これまでインターネットに接続されていなかった家電や自動車などをネットワークに接続し、アプリなどと連携して利便性を高めるIoTです。
この分野を専門とするIoTエンジニアは、平均年収約500〜550万円と業界内でも比較的高めになっています。
今後エンジニアとして年収アップを目指したい方は、社会の需要を把握することが一つの近道になるでしょう。